① メンタルサポート
「新人が組織に溶け込み、自分の居場所を見つけてもらうこと」
職場の先輩たちとの定期的な面談を通して、大きく変化する生活環境に新人が対応できるようにサポートをし、技術やルールの習得だけでなく精神面も支えていきます。
入職して3~4ヶ月目までを目処に行います。
② サポート制度
配属部署の業務に向けて
入職して6ヶ月目以降は研修期間も終わり、配属された部署での業務にあたることになります。また7~8ヶ月目くらいから、時間外勤務に向けての準備も始まります。 様々な不安や疑問が生じやすい入職して6ヶ月目からは、新人個々の特徴を把握し、経時的なサポートを行うために、担当を固定して面談を行っていきます。
このサポートは年度の終わりまで継続します。
③ 一般撮影技術指導
professionalを目指して
一般撮影の技術指導を入職1ヶ月目から週1回のペースで行っていきます。
10回以上の技術指導で、撮影方法や内容などを座学と実習を交えて学んでいきます。
④ ER新人教育
時間外勤務に向けて
時間外勤務の準備が始まる6~7ヶ月目くらいから、月2回ほどのペースで救急などで必要となる知識を座学だけでなく、症例のディスカッションを通じて深めていきます。
継続した教育で症例に対する知識や読影能力の向上を図っていきます。
新人教育勉強会スケジュール
新人教育の一環として、一般撮影と救急撮影に関する勉強会を開催しています。
一般撮影の勉強会および技術指導は4月から7月の間に全18回、週1回の頻度で開催しています。
救急撮影の勉強会は8月から翌年3月に全17回、2週に1回の頻度で開催しています。
-勉強会に参加した新人の声(2023年度入職)-
一般撮影勉強会は座学として、画像解剖、撮影意義、ポジショニング、再撮影のチェックポイントなどを確認します。その後、撮影室でポジショニングの練習を行います。
勉強した部位は翌週に検査の模擬テストがあり、先輩技師が患者さん役となりポジショニングを行います。実際にやってみると勉強会から1週間の期間を開けて模擬テストがあり、ロールプレイすることで体でも覚えることができ、知識の定着に役立ちました。
救急の勉強会は救急疾患の症状や病態の基礎知識、救急検査での注意点、画像所見などを確認していきます。
その後、実際に救急で撮影した症例画像を読影して、所見から疾患を予測するトレーニングを行っています。
座学で学び、実際の症例画像を読影することで得た知識をアウトプットできるので理解を深めることができました。
一般撮影と救急の勉強会に参加してきて、勉強会の予習と復習が自己学習のきっかけとなりました。勉強していくうちに自分に足りないものが見えてきたので、勉強会が終わっても日々勉強に励みたいと思います。
新人教育のタイムライン
入職1年目 4月から9月の新人ローテーション(一例)
最初の3ヶ月間は業務のおおまかな流れや職場の雰囲気に慣れるために、一般撮影とCT・透視のモダリティーを1週間から2週間という比較的短い期間で回ります。
新人ローテーション期間は主に先輩と2人ペアで業務を行います。
入職1年目 10月からのローテーション(一例)
10月からは1ヶ月から3ヶ月の期間で各モダリティーを回り、知識の定着や技術の習得を目指していきます。
時間外業務で行う可能性のある冠動脈カテーテル検査が行うことができるように、1ヶ月のIVR研修があります。
時間外業務はその年によって変わりますが、おおよそ10月頃から始まります。