MRI検査
MRIは強力な磁場を利用し、コントラストの高い断層面をさまざまな方向から画像化する検査です。
3.0T(テスラ)装置が2台、1.5T装置が3台設置されています。
高度救命救急センターからもアクセスがよく、迅速な検査にも対応しています。
検査を受けるにあたって
●検査時間 検査の種類にもよりますが、基本的に20分程度です。医師の指示が無ければお手洗い等は済ませておいてください。
●着替えについて
検査前には、担当技師からお渡しする検査着に着替えていただき、アクセサリーなどはすべて外していただきます。
MRI装置は、検査中でなくても24時間強力な磁場を保持しているため、お金や鍵、携帯電話、ライター、入れ歯などが強い力で機械のもとに吸引されることがあります。
金属の持ち込みを防ぐため、技師の指示のもと検査着へ着替えていただき、金属確認にご協力下さい。
●過去に手術で体内に金属類を埋め込んでいる場合
体内にペースメーカーなどを埋め込まれている場合、MRI対応のものでも設定の変更やMRIの撮像方法の調整が必要になります。ペースメーカー以外にも、過去に手術で体内に機械やインプラントが埋め込まれている方は、必ず担当技師にお知らせください。
MRI室 14
MAGNETOM Skyra 3T(SIEMENS)
国内の臨床で用いられているMRI装置の中で、最も強い磁場を持つ3T(テスラ)MRI装置です。
2024年のバージョンアップにより、検査時間の短縮や画質の向上が期待されています。
MRI室 15
MAGNETOM Aera 1.5T(SIEMENS)
当院のMRI装置の中で、最も広いボア(トンネル)径を持ち、装置自体の奥行も短いため圧迫感を軽減しています。
閉所恐怖症の方や小さなお子様をご案内することが多いです。
MRI室 16
MAGNETOM Skyra 3T(SIEMENS)
MRI室14と同じく3Tの磁場を有するMRI装置です。
高い信号強度を得ることがきるため、MRS(magnetic resonance spectroscopy)や造影MRA(MR angiograpy)検査などの特殊な検査も行っています。
MRI室 17
MAGNETOM Avanto fit 1.5T(SIEMENS)
当院のMRI装置の中で、最も安定した磁場均一性を実現しています。
これによりオールマイティに検査を行うことができ、下肢全体などの広範囲撮像、磁場均一性が重要な冠動脈撮像など、この装置でしか行えない検査も多くあります。
MRI室 22
MAGNETOM Avanto fit 1.5T(SIEMENS)
MRI室17と同じ型の装置が、救命救急センターの隣に設置されています。
これにより、緊急性の高い患者さんに対してスムーズにMRI検査を行うことができます。
MRI室 23
Vantage Centurian 3T (Canon)
2024年4月に稼働を開始した当院初のCanon社製MRI装置です。
ディープラーニングを用いた画像の超高分解能化など、診断能の向上が期待される技術を多数搭載しています。
また、検査室内には装置、壁一面にプロジェクションマッピングを映し出す最新技術を搭載しており、MRI検査室特有の
圧迫感や不安感を軽減しています。
プロジェクションマッピングの紹介動画はこちら(※音声が出ます)