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IVR(血管造影)

血管造影とは、鼠径部や手首などからカテーテルと呼ばれる直径1~2mmの専用のチューブを血管内に入れ、X線透視を用いてカテーテルを目的の場所まで誘導し、造影剤を注入して血管の撮影を行う検査です。
IVR(Intervention Radiology)は血管造影を応用した様々な治療のことです。

血管撮影室 1

Azurion7 C20 with FlexArm (PHILIPS)

主に放射線科による臓器出血に対する止血術等が行われています。Flex ArmシステムはX線管の可動性が高く、体の様々な位置の治療に対応することが可能となっています。また、肝細胞がんに対するTACEで使われるエンボガイドでは、カテーテル先端から腫瘍までの血管の道筋を3D表示することができ、手技中の血管選択に役立っています。


血管撮影室 2

Artis Q BA Twin(SIEMENS)

主に脳神経外科の脳血管血栓回収術、脳動脈瘤コイル塞栓術等が行われています。この装置では、CTライク画像(CTのような画像)の撮影が可能で、手技終了後に、患者さんを動かすことなく、手技による脳出血や脳梗塞の有無を確認できるため、手技を安全に終えることが可能です。また、金属アーチファクトを低減するアプリケーションにより、脳内にコイル、ステント等金属留置後も診断能の高いCTライク画像を撮影することができます。


血管撮影室 3

Azurion7 B12/12(PHILIPS)

循環器内科の冠動脈造影、冠動脈ステント留置術等が行われています。冠動脈に留置したステントが正しく形成されているかの確認に有用なStentBoostが搭載されており、通常の透視では評価しずらい、ステントの広がりを確認できるようになっています。


血管撮影室 4

Azurion7 B20/15(PHILIPS)

循環器内科のアブレーション等が行われています。操作室側と検査室内の操作が独立しており、手技中に操作室側で参照画像の表示等手技を効率的に進めるための操作を行うことができます。


ハイブリッド手術室

Artis Q Ceiling(SIEMENS)

手術室に血管撮影装置を導入したハイブリット手術室となっています。この撮影室では主に血管外科によるステントグラフト挿入術、血管バイパス術等が行われています。術前に撮影した造影CTやMRI画像から3D画像を構築し、術中の透視画像と重ね合わせるマルチフュージョン機能により手術を効率的に行うことができます。


ハイブリッドER

ハイブリッドERとは救急患者さんの診断と治療を迅速かつ効率的に行うために、CT・血管撮影室・手術室を組み合わせた画期的なシステムです。
循環動態が不安定な重症患者さんにとって、CT室への移動時間や検査台への移乗は非常に負担が大きく、様態悪化の要因と成り得ることがあります。ハイブリッドERでは患者さんを移動させることなく、受け入れからCT撮影による診断、カテーテル治療や開腹手術などの治療までを完結させることが可能です。
これにより、一刻を争う重症患者さんの救命率向上を目指しています。

CT装置

Aquilion Prime (Canon)

80列マルチディテクターCT。
CT室とハイブリッドERの2部屋間を移動できる2 room型のため、どちらの部屋でもCTを撮影することが可能です。


血管撮影装置

Alphenix INFX-8000C(Canon)

骨折整復術や各種チューブの位置確認など透視目的としての使用から、外傷出血に対する血管撮影(カテーテル手術)まで幅広く使用されています。